2014年12月31日水曜日

すっかりさぼってしまった

もう明日で、2014年が終わってしまうという

あっという間ではあったけれど
本棚をながめ、日記をめくると
触れてきたもののおおさに
安心します。

決して「きちんと」できない私だけど
心動かされた時間が
あった記録に

生きてた

と思います。

後悔もたくさんしたけれど
人間簡単には変わらないから

自分に期待はしません。

ただ悪いところは知っておいて
なんとか出てこないように
するだけ


そういえばベイマックスが
すごく良かった。

アナ雪で、ディズニーは
もう脚本はどうでもよくなったのかな、なんて
思ってしまったけれど

ベイマックスを見て
やっぱりディズニーってすごいなと
思いました。

他人だらけの映画館が
一斉に笑いに包まれる
買ったポップコーンを食べるのを忘れさせる

素敵な映画でした。

こんな映画に会うたびに

特撮の親である円谷英二監督は
観客がおもわずパンフレットを
握りつぶすような映画を
作りたかった
というエピソードを
思い出します。


オールウェイズ
三丁目の夕陽

を映画館で見たとき
普段より心なしか
年齢層の高いお客さんたちが
同じタイミングで笑っているのを見て

涙が止まらなかったのを思い出します。

私のおばあちゃんとおじいちゃんにも
ここにいて笑ってほしいと
強く思いました。



誰かの心のためになる映画ってすばらしいなあと思います。

それが私の好きな人の心だと
さらにうれしい。



小さい時、お母さんに
わかってもらえない、と
訳も話さずに
ただ泣いてばかりだったころ

この気持ちを絶対に忘れない大人になる

と誓ったことを思い出します。

今から考えたら
どう考えても
わたしのただのわがままで悲劇のヒロインの気持ちでした。

思い出すと痛くて笑っちゃうけど
本当にその時は悲しかったから
覚えていてもいいかなと思います。

どうしようもない
ということがとても苦手で
いまもまだ苦手で

どうしようと思います。

なるようになる
がそんなときの呪文です。

明るい話をします。

黒川伊保子さんの
「感じることば」
を読みました。

黒川さんは音相について研究されている方で
ことばの「音」が伝えるこのようなイメージ(表情)のことを「音相」といいます。
この人書かれた本は
私にとっては生きる助けみたいなものです。

最近はテレビにも出演されていたようですね

早く新しい本が出ないかなあと

ともに
こんな研究者になりたいなあと
憧れを募らせる日々です。


なるには、早く取り掛かる、最後まで丁寧にやりきる
という大きなハードルがあるので
自分をだましながら頑張るしかないと思っています。

長い目で見て
本当に自分のためになることができるようになりたいと
朝、ベッドのなかで思う日々です。


専門性をもって
そのフィルターから世界を見てみたいなー

怠け癖と戦いながらですが

楽しみです

2014年12月21日日曜日

爪を塗る

最近爪に、春に行った韓国旅行で買った
マニキュアをぬります。

マニキュアはラメラメがたくさん入っていて
透明なので
はみ出てもあまり目立ちません。


江國香織さんのホリーガーデンで
メガネのよく似合うとても小柄な
果歩さんの


「私が何のためにいつもきれいにマニキュアをしているかわかる?」
「そうしないと、自分が大人だっていうことを忘れちゃうからよ」


というセリフをいつも思い出します。

最近は
大学で書く卒業論文の研究室を選ぶために
いろんな研究室を見学しています。

教授と研究室のひとの話を聞いて、
希望の研究室を決めます。

たいてい教授は
とても豊かな知識で成績不良のわたしにも
とても優しいです。



頭がよいひとというのは
本当に人にいろんなものを押しつけないものだと
思いました。

研究室見学のたびに
教授は
わたしたち大学の3年生のことを
もう大人ですから

対等に扱おうとしてくれます。

そのたびにもう
大人なのかぁと
まだいつ大人になったのかも
わからない気持ちです。

だから、研究室見学のときは必ず
マニキュアをぬります。

マニキュアを見ると韓国旅行も思い出せます。

韓国旅行に一緒にいった友達を思い出せます。

今日はスノードームを思い出しましました。
スノードームのなかで散る
キラキラしたラメ

スノードームの工場を見てみたいなと思います。

スノードームといえば
アレックス・シアラーさんの
「スノードーム」
という本があります。

それまでは
「魔法があるなら」や
「青空のむこう」で

ヤングアダルトの分野だったけれども
この本はとても
大人な話だったのを
思い出します。

多少の毒が
くせになるように
この本に描かれた
愛のちょっとだけ
歪んだ形に
ものすごく惹かれて

何度も何度も読み返しました。


ちまたで

残酷なほど美しい

という形容詞をよく聞きますが


この本は

美しく、残酷さ

が描かれていて
幼心にどきどきしながら

読書感想文も書いたのを
覚えています。

目をつむると
本当に綿密な線と外国の色で描かれた
絵本のような世界が浮かんでくるそんな本です。

映画にしたならきっと
ムーラン・ルージュの映画のような
世界観になるでしょう

愛のおとぎばなし
ムーラン・ルージュの始まり
どきどきと物語に引き込まれるメロディが聞こえてきそうです


2014年12月16日火曜日

好き

世の中の歌の多くは
好きな人とかのことを歌っていて
なんとなくそんな歌詞の日本語の歌を
気恥ずかしくて謙遜してきたのに

少しいいなと思ってるひとから
声かけられた帰り道に
お店で流れてきた

誰かの恋の歌に自分を重ねて
ふわふわした気持ちになって
CDを借りました。

馬鹿みたいに単純だなーと思いました。


その歌を聞くとなんとなく
髪の毛を丁寧に乾かせることがわかりました。


羽海野チカさんの書く
3月のライオン という漫画の10巻が発売になって
改めて読み直す日々です。

ご飯を美味しそうに描く、漫画版ジブリアニメ

悪役のいない漫画がとても好きで
羽海野さんの描く漫画には悪役がなかなか出てきません。
ただ心の弱い人の末路みたいなものが
描かれている時があって
ドキッとします。


印象的なセリフがたくさんあって
なかなか心に汗をかきます。

10巻は特にすごかった。

この漫画の主人公は
1人の棋士で
彼のことを世間では天才と呼びます。

私は前から天才ってなんだろうと思っていました。
彼は子供のころから将棋にうちこみ
力をつけ
プロの棋士となっていきます。

そんな彼の周りで、
自分の弱さを思い知らされるものたちの
心が崩れていく様子は
見ていてとても胸がいたい。

「弱い自分を直視できず手の届く楽しさに飲み込まれ」

「自分の弱さに心を乱し 粉々に崩れていった」

胸がいたくなるようなセリフです

痛くなるということは私にもわかるようなことが
あるということでしょうか

充分すぎるくらいあると思います

じゃあ心が強ければ天才になれるのかな
でも主人の揺れ動く姿はたくさん見てきました。

 そして


「辿り着きたい場所」を持ってしまった人間

という記述に妙にストンと納得がいきました。

しばらくの間は天才とは
辿り着きたい場所を持ってしまった人
という定義で生きていこうと思います。
羽海野先生ありがとう

そして
この漫画のこのエピソードを
幾度も読み返して
弱い自分から逃げてないか確認しようと思いました

弱い人が嫌いなわけではありません
ただ、9巻で

「努力は自分のためにするんだ」という
言葉があって


怠け者ですが、自分のために動けなくて
自分を大切にできなくて

かなしくなるのは嫌いだからです


羽海野チカさんの漫画を読むと
驚くくらいいろんな立場の人の
心の葛藤が描かれてて
痛くなったり憧れたり

とにかく強く感情を揺さぶられます。

特に人の弱いところと強いところが
それを許すひとや支える人
認めてくれる人が描かれていて

時に救いようのない人も描かれていて
その人に居場所があるだけで
むかついてしまうけれど

羽海野先生はきっと
人間のことをとてもとても
見てきたのだろうなと思いました。


この人の世に出すものは
全部見たい知りたい
と思える人です。
きっと
驚くくらい繊細に観察して
今までになかったくらい
伝わりやすい形で
漫画とおして伝わってくる


井上ひさしさんの
「 むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

という言葉を思い出します。

とにかくMOEが
無事手に入りますように。


2014年12月13日土曜日

プラネタリウムを作りました

MOEの1月号が新宿高田馬場池袋の本屋さんで見つからず思わず涙目になりながら
店員さんにうったえていました。

感じのいい少し年が上くらいの店員さんは
大変同情してくれて、
入りしだい連絡をくれると言ってくれました


少し大人げなかったかもしれないと思いました。
絶対にお母さんには知られたくないなと思います。

涙がすぐ出てくるのは、そういうたちだと思っています。
今までは
涙がでると何も伝えられなくなって、
さらに悲しくなっていたのですが、
後からかんがえると
たぶん大抵とてもひとりよがりな理由なので
今はいえなくてよかったなとも思います。

見つからなかった本のかわりに
大人の科学の「ふろくの進化と星空の魅力」を買いました。


次の日、腹痛で外出ができなくなったので
早速作ってみました。

あと少しというところで
つけっぱなしのテレビから
BUMP OF CHICKENの天体観測が流れてきて
あんまりの偶然に
とても嬉しくなりました。

早速部屋を真っ暗にして投影すると
積みっぱなしの本のタワーに
星がでこぼことこ映っていて
速やかにかたづけをしました。

綺麗な部屋を保つことは
とても難しい
いつもどこかが微妙に汚く
見つけるたびにお母さんに詰めが甘いと言われている気分になります。


改めて真っ暗な部屋でスイッチをいれると

小さい部屋には多すぎる星があらわれました。


投影機を手で動かすと
天が動く感じがして
おぉっと思いました。

肩の力がぬけるような気持ちになりました。


将来の夢を聞かれても
いつも困ってしまうのですが

海のきれいな島に住みたいなぁとだけ思いました。

島では余計な光が少ないので
夜星がきっと綺麗に見えるからです。

最近はうんと冷えてきました。
冬は遠くの方の音まで聞こえてきます。

寂しさがつのりもしますが、
何より石焼き芋の声が
ふゆの空気を伝ってくるのではないかと
ついつい考えてしまいます。

別府にいるときは
お豆腐屋さんの笛のような声が
よく聞こえていました。

走って買いに行っていました。

あれは
とーーーーーーふーーーーーーー

と言っていたのでしょうか


帰ったら聞いてみようと思います。


おやすみなさい

2014年12月10日水曜日

素敵な4人組

高校から仲良しな4人組で
集まるために!

大阪行ってきました😋

神戸の異人館のスタバに行ったり
 ルミナリエにも初めて行きました〜!
綺麗すぎて感動してしまいました

もともと、阪神淡路大震災の
鎮魂のイベントだから
おじいちゃんおばあちゃんも
多くいたかな

すんごく混んでて見ていて
ハラハラするときもあったけど


おばあちゃんに、笑ってとめられながらも
二つ折り携帯電話で
一生懸命にきれいなイルミネーションを撮影している
おじいちゃんがいて

綺麗な写真がとれているといいなぁと思いました。

加工されたおしゃれな
インスタグラムの写真も
このガラケーの写真には
かなわないや


大分に住んでる2人を
関西国際空港まで送っていくことになって
空港までむかったら

フィンランドサンタクロース協会公認の
サンタさんに
ばったりと出くわしました

絵本から飛び出てきたような
サンタさんだったので
物凄く興奮して
はしゃいでいたら

サンタさんの付き添いの人が
写真をとってくれました。

すんごく嬉しかったなぁ


私は途中参加だから
4人でいれる時間が短かったけど

たぶん話噛み合ってないときもあったけど

本当に楽しくて
たまりませんでした



そのうち2人はもうすぐ社会人

4人でディズニーランドにいきたい
今の一番したいことです。



おまけ

お母さん手作りの ポチの小屋(冬用)




雪も防げる
家の中が見えるところにある
暖が取れる

ので本人は喜んでいる

そうです

2014年12月3日水曜日

最近読んだ本たちの話

のなかで印象に残ったもの

園子温さんの
「けもの道を笑って歩け」

その辺の自己啓発本読むなら
この本を読むほうがうんと効くと思います。

自分と仲良くするっていうこと

羽海野チカさんの「3月のライオン 第10巻」

辿り着きたい場所をもってしまった人たちの孤独
羽海野チカさんの本は伝えたいという思いがあふれてますね

「努力は自分のためにするんだ」

第9巻だったかな
そうだなって思いました。

頑張る人が偉いみたいな風潮は少し苦手です。

ただ
踏ん張ってやり遂げようとする人は
綺麗だと思います。



水野敬也さんのブログも
とても面白いですね

(お金ないとき面白いブログとフリーペーパーほど救われるものはないです)

「首のたるみが気になるの」
ノーラ・エフロン

恋人たちの予感などロマンティックコメディ映画の人気脚本家のかたですね

素直すぎる記述にケラケラ笑ってしまいました

そうとうユニークな人だということが
わかりました。

あんなにキュンな展開も生み出すのに!

訳が阿川佐和子さんで
なんだかそれもぴったり

ちょっとだけ、2人似ているかも
なんて思ってしまいました。


そうそうたまたま入ったブックカフェで
茨木のり子さんの
「うたの心に生きたひとたち」

という最高の本に出会ったのですが、
(与謝野晶子さん、高村光太郎さん、金子光晴さん、山之口獏さんの四人の芸術家について書かれているのですが、茨木さんというフィルターを通してこの人たちを見るという貴重な本 最高です)


それにでてきていた
与謝野晶子さんの訳した「源氏物語」

手に入れました

ジュンク堂池袋書店で自由価格本として売られていました。

運命を感じました。



福岡伸一さんの
「せいめいのはなし」

もすごく良かった。

川上弘美さんって理系なんですね
生物専攻だったみたい

丁寧な視線に少し納得がいきました

愛のある観察眼
本から溢れてます




最近行ったイベントで
下田美咲さんを生で見ることが出来ました。

プロって感じ

気になって本を読んだのですが、
とっても良かったです。

全力テンプレート
すごく素敵な力だと思います。

読んでいて母を思い出しました。

華恵さんの
「たまごボーロの頃に」

華恵さんの本は
全部集めると決めています。

一番今楽しみなのは
平岡あみさんの
「ami」
を本屋に発注?っていうのかな
取り寄せてもらってること
平岡あみさんは大好きな年が2つ下の
短歌を書いている方です。

変な紹介になりました。
やなせたかしさんのコトバを借りるなら
「唇に真珠を含んだ天性の詩人」
全部拾い集めたい
本になっているのくらいは

あと、MOEの発売日(3月のライオン特集ですよ)



もうすぐメリークリスマス!

ホットチョコレートにはかなわない

日曜日にテストが終わるとすぐに
夜に予約してあったミュージカルのために
六本木へ向かいました。

そのまま青山ブックセンターへ
いつのまにか児童所コーナーの本の帯には
クリスマスプレゼントという文字。


絵本をプレゼントに送るのってなんて素敵なのだろうと思います。
子供ができたら覚えるほど
読んであげる準備はできています。

でも
絵本、まだ私もほしい。


酒井駒子の
はんなちゃんがめをさましたら


ビバリードノフリの
ないしょのおともだち

を読んで買うか悩んで買いませんでした。


はんなちゃんが夜外をそっと眺めるシーン
夜の窓辺はとてもいいものです。

夜は街を静かにしてくれて
不思議と
その時間が一番音が聞こえます。


ないしょのおともだちは
やっぱりネズミと女の子のこっそりな友情に
あこがれちゃう
スプーンをわざと落として視線をあわせるなんて
なんて楽しそうなんだろう


絵本は
子供のために買うのをとっておくことにします


もう揺らいでいるけれど、心は


児童文学ではじめに好きになったのは
若草物語でした。

若草物語から、第四シリーズの
プラムフィールドの話まで
すべて集めて繰り返し繰り返し読みました。

読書の好きな2女ジョーに自分を重ねながらも
3女ベスのすみれみたいな可憐さに憧れていました。

ベスが亡くなるたびに泣きました。
ジョーの子供がいたずらをするたびに
あとでバレると知っているので
怒られる!と思いながら
こわごわとよみ進めました。


児童文学くらい、心躍らせるもの
ないと思います。

レ・ミゼラブルやアンクル・トムの小屋
少し悲しい世界もなぜかとても好きでした。

レ・ミゼラブルはミュージカルが話題になりましたね。

母のとても好きな本だから、
あたりまえに家にあって
いろんな訳を読みました。
読んだことない人が感動したのか
歌に感動したのか、わからないのですが
(私も見たけど歌もとっても素敵でした)
お話に感動したなら
本も読んで欲しいです。

もっともっと
ジャベール刑事についても
ジャン・バルジャンについてだって
コゼットのことも
知れる

そしたらもっとこの物語の魅力に
惹き込まれてしまうと思います。

児童文学について話すととてもわくわくしてしまう。


すごくお気に入りなのが

チャーリーとチョコレート工場の秘密で有名な

ロアルドダールさんの

「マチルダは小さな大天才」

マチルダは本が大大大好きな
ものすごく賢い女の子


マチルダの影響はものすごく受けています。
私がホットチョコレートに出会ったのも

マチルダが飲んでいたから。

小さいからだ(彼女は5歳なので)
を大きい肘掛けつきのソファにうずめて
ホットチョコレートを飲みながら
膝に彼女にとっては大きいチャールズディケンズをのせてどっぷりと読むのです。

マチルダのような友達がずっとずっと
欲しかったし、マチルダが
私の最初のあこがれの人。

小学2年のときかな?


こないだ友達にと台湾にいったのですが、
台湾のひとはとても甘い飲み物を頻繁に飲んでるみたいで
道行くところにカフェがありました。

そして
ホットチョコレートも!

ついつい
本当は渋いお茶がのみたいのに
(むこうは緑茶にも砂糖をいれていました!)



きづけば、ホットチョコレート


ホットチョコレートにはかないません。

自分で稼げるようになったら
ふかふかの肘掛けのついた
できればテーブルのついた
ソファを買って
ディケンズを読みます。

もちろんホットチョコレートを飲みながら