2014年11月21日金曜日

自分の感受性くらい

教習所に向かう絶望的なバスと
増えるレポートと追いつかない授業に
少し疲れてしまって弱ってしまっていました。

このブログには良いと思ったものと心動かされたこととかを
書こうと思っていたのに

少し鈍くなっているこころに気づいていました

朝井リョウのもういちど生まれる
を読み直して
で少し持ち直して

ぼうっとしていると

大好きな先輩がラインをくれました。

もういちど生まれる
がとても好きな本だというのです。


そして、感想もはなしてくれました。

基本的にりっちゃんがいなくなってから
読書はとても個人的な世界でした。


久しぶりに、本を読んで、考えたことを
誰かに伝えるということができました。

とてもとても、しあわせな気分になりました。

先輩もおんなじようなことを
読んで思っていました

なぜでしょう、とてもしあわせになりました。


もう少し、ここでも
考えたことを言っていいのかなと思えました。



ちなみに、朝井リョウは
大学生のみなさんは
大学生のうちに読んでください。

本にはおそらく
一番感動できるときがあるもの
が、あります
朝井リョウのもういちど生まれる


大学生のうちに
読んだらいちばん響くと
思います。

最近のもやもやが
やっといま晴れようとしています。

-------

●自分の感受性くらい


ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


------------------
心がわからなくなる時
呪文のようにこれを思い出します。

嫌なのです
感受性というものがどこにあるのかは
わからないのですが

それが少しでも鈍くなることが
とても怖い。


思ったことというのは
伝えなければ
私が忘れてしまえば
なかったことになってしまうのでしょうか

そうして焦るように
たくさん言いたいことはあるのに
うまくコトバにできないし
コトバにすると違うような気がしてしまうのです。
それに、面白くないから
聞かせられない


悲しいです

伝えられないから
こんなふうに思うことは
とても無駄なんていつか
思う日が来るのでしょうか

固く丈夫なこころになってしまうのでしょうか

このブログにとても救われています。


今日は先輩にとっても救われました。

あぁ今わたしは

寂しかったのだなと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿