2014年10月14日火曜日

白い金平糖の島

金平糖 が
コンフエイト っていうのを
知って ドキドキしました




日曜にたまたま見つけたブックカフェで出会った本

鳩山郁子 さんの ゆきしろ べにばら ていう
画集みたいな 詩みたいな 漫画でした。


どこか外国のお伽話を思わせるような
少し 秘密を抱えたような物語の短篇集でした。


絵は昔の外国のポストカードを思わせる
少し暗くて濃ゆい きれいな感じ


白い金平糖の島 という話が
とても良かったです

金平糖をつくる島の話
その島に入る時は必ず
金平糖をかじらなければいけません

金平糖がとても神聖で繊細なものとして
書かれていて
この作品みたいだなと思いました。


調べてみると金平糖は
雪の結晶が出来るのとおんなじメカニズムで
できているようです。

金平糖は人間の作るあまいゆきですね。


金平糖は
金木犀に少しにています。


口に出した音も
漢字も
小さい花がしっかりしているところも
瓶の中に詰めるときれいなところも



もう一冊
詩人の茨木のり子さんの
「うたの心に生きた人々」

茨木のり子さんは
お母さんから

倚りかからず

という詩を教えてもらったのがきっかけで
知りました。



誠実に自分にとてもまっすぐに生きた女性詩人の方です。
言葉にとても芯があって
いつも読むと背がしゃんと
伸びる気持ちになります。


この本では、茨木さんが
詩人の方の生き方について作品を交えながら
丁寧に語ってくれています。


大好きな与謝野晶子さんについての項があり
あらためて茨木さんを通して見る与謝野晶子さんを
もっともっと好きになりました。


君死にたもうことなかれ 

をひさしぶりに目にして
改めてちいさく声に出して読むと
晶子さんの弟を思う気持ちに胸が潰れそうな気持ちになりました。


この本で茨木さんは

むかしのひとは解説書や「虎の巻」なんかにたよらず
原文にむしゃぶりついてゆく読み方をしていたのです。

と書いていました。


更級日記も伊勢物語も好きですが
原文でよむのはまだ難しいなあ


ただ、君死にたまふこと勿れ の原文だけ 
少し読んでみようと思いました。










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