2014年10月21日火曜日

安全地帯

言葉がうまくするすると
出てくる人だったらよかったのにと
よく思います
私が饒舌になれるのは
何をいっても受け入れてくれる友達の前で
安心しきっているときか
沈黙が怖くて
必要以上にはなすときです

高校では
沈黙が怖いなんてことが
あんまりなかったけれど

大学生になるとうんと
空っぽの言葉でごまかしてしまうことがあるようになりました

そのぶん
日記帳はとってもやさしいくて
考えがまとまるまで待ってくれて
なにも言わないから思ったことを
どんどんつづってきました

だからわたしは
私のそばで楽しそうにしてくれる人が大好きです

とても大切にしたいとおもいます

そうゆうひとがふえて
最近とても楽になりました

そばにいるとおもしろくて
とても笑ってしまいます

そのうちの一人に
きんたは面白くなくていいよって
言ってもらえたのが
とてもとても嬉しかったです
(笑)

最近は
川上未央子さんの
「すべて真夜中の恋人たち」

山田詠美さんの「4unique girls」

金子みすずさんの詩集

斎藤孝さんのほん2冊

野中柊さんの「プリズム」と「このベッドの上」


金子みすずさんは、
わたしと、小鳥と、すずと
でとても有名ですね。
いまから50年以上前に
西條八十 の監修する
童話 という雑誌で
金子みすずさんは
そのやさしい詩で
世の中をとりこにしました。

にもかかわらず
その後、
伝えられることがなくなってしまったのです。
矢崎節夫さんというかたが、
金子みすずさんの
大漁
という詩にこころうたれ
彼女の詩を探し、
集め、出版するまで
静かに眠っていました。
矢崎さんがいるから
わたしもこの詩がよめるかとおもうと
とても幸福な気持ちになります。

▼▼▼▼
こころ
おかあさまは
おとなで大きいけれど、
おかあさまの
おこころはちいさい。
だって、おかあさまはいいました、
ちいさいわたしでいっぱいだって。
わたしは子どもで
ちいさいけれど、
ちいさいわたしの
こころは大きい。
だって、大きいおかあさまで、
まだいっぱいにならないで、
いろんなことをおもうから。

▲▲▲▲

読んでいるとあんしんするような
詩です。

例えるなら
コインランドリーでかわきたてのバスタオル
丁寧にいれられた暖かいミルクの入った飲み物
部屋のぬいぐるみの首の部分にてを回すこと
からだが埋まるような椅子の席の映画館
おいしいカフェで読む買いたての本
西川の毛布に宿題を終わらせてくるまること
大好きなともだちとあうこと
おかあさんのご飯

冬はやさしい気持ちを感じやすい気がします
寒くて、さみしいぶん
おやすみなさい

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